Cloudflare Registrarは、CDN・DNSサービスを展開しているCloudflareが運営しているドメイン管理サービス(ドメインレジストラ)です。

Cloudflare Registrar 価格
https://www.cloudflare.com/

現在は新規取得のサービスはなく、移管のみの受付になりますが、ほとんどのドメインの更新費用が最安値です。

例えば.comドメインなら、卸売コスト$7.85にICANN手数料の$0.18を足して、$8.03です。お名前.comだと1280円で、更新時によほどドル円のレートが急激に変わったとかがなければ、かなりの価格差です。

※すべて2021.01.27現在の価格

しかし、ドメイン初心者にとっては多少使い方が分かりづらいところもあるので、複数ドメインを所有していて、ドメインの操作もある程度わかっているような人でなければ、日本のレジストラを使ったほうがサポート面でもよいでしょう。

AmazonのRoute53も含めて、海外のレジストラは初心者には若干敷居が高いです。まずは日本のレジストラからはじめて、慣れたら移管するのがよいでしょう。そういった面で考えても、Cloudflare Registrarは知っておきたい存在です。

Cloudflare Registrarのドメイン更新費用は?

安いのはいいのですが、困ったことにドメインの更新費用の一覧がCloudflare Registrarに掲載されておらず、実際に取得するまで正式な金額がわかりません。

これは卸売価格で提供しているからだと思いますが、それにしても目安がわからないと困ってしまいます。

ではどこで確認すればよいのでしょうか?

まず知っておくことは、すべてのドメインがCloudflare Registrarに移管できるわけではありません。移管可能なドメインはCloudflare Registrarに一覧があります。

Cloudflare Registrar登録可能ドメイン一覧
https://www.cloudflare.com/tld-policies/

まずはここで移管できるドメインかどうか確認してください。具体的には.jpのようなccTLDは移管できません。.meや.tvあたりもccTLDで移管できないのでご注意を。

いわゆる一般的なgTLDが移管可能なドメインですが、すべてを網羅していません。少しずつ追加していってるようですので、自分のドメインがない場合は、待つしかないでしょうね。

ccTLDやgTLDとはなんぞやっていう方は下記を参考に。

で、登録できるドメインだと分かったら、あとは卸売価格を調べればよいだけです。Github上でこの金額を一覧にしてくれている人がいます。

Actual Domain Prices
https://github.com/judge2020/Actual-Domain-Prices

ぶっちゃけ最初から上記リンクを見ればOKなのですが、これは個人の方が運用されているリストなので、上記リンクだけだと直近で移管できるようになったドメインが掲載されていないことがあります。なので、まずは移管できるかどうか確認してから上記リンクで料金を見ると良いでしょう。

上記リンクは卸売価格ですので、これにICANNの手数料(記事執筆時で0.18$)を加えた額がCloudflare Registrarでの更新費用ということになります。

ちなみに移管時には、1年分の更新費用を支払う必要があります。これは現在の更新期間にプラスされます。あくまでも先に1年分の更新費用を払うだけなので、移管費用としては実質0円です。

ほとんどのレジストラが移管される場合でも費用は取らないので(ただし取得から60日は移管できない等いくつかルールがあります)、自分のドメインがCloudflare Registrarに移管できるなら、移管しちゃったほうがいいかもです。

ドメインによっては、数千円レベルで安くなるのもあるので、持っているドメインの価格を一度すべてチェックしておくと良いでしょう。