インターネットをしている人なら必ず1度は利用しているであろう米Googleの持つ「google.com」から提供されるサービスの数々。その「google.com」が、一般人に取得されてしまうという事件が起きたことがわかった。
Google.comが一般人に取得された。Google Domains経由
今回の事件は、元Googleの社員であるというSanmay Ved氏によって明らかにされた。
彼はGoogleが運営する「Google Domains」で、ふと思いついて「google.com」を取得申請してみたところ、そのままショッピングカートに入れることができ、見事にそのまま彼が所有者であるということになってしまったとのこと。
しかも実際に彼のクレジットカードには、その取得費用が請求され引き落とされたそうで、手続き上ではgoogle.comが誰でも取得できたということだ。
さらに、彼のGoogle Search ConsoleにはGoogle.comのオーナーになったことで、様々なGoogleのウェブサイトのオーナー権が付与された旨の通知が届いたそうだ。
しばらくしてすぐにGoogle Domains側から注文取消しの処理が行われたそうで、現在は同様の手順を踏んでも取得は不可となっている。
今回のまさかの自体は、Google Domains自体に問題があるのかどうかは不明のままだが、本来なら重複取得などは考えられないため、Google.comにおいてのみ起きたレアなケースではないかと思われる。