どうもドメイン大好き@georgek5555です。
新gTLDの登場でドメイン周りが相変わらず賑やかですが、
いよいよ地理的名称TLD(以後cTLD)が順次登録開始になっております。
日本初!世界4番目のcTLD『.nagoya』
地理的名称TLDは現在随時登録審査が通っていて
順次運用開始が待たれていますが、
世界的にはドイツの『.berlin』『.ruhr』
オーストリアの『.wien』の計3つが既に運用開始になってます。
そこに日本では初、世界では4番目のcTLDとして『.nagoya』が本日から運用開始となりました。
(GMOさんの記者会見では3番目と言っていましたが…)
ドメインレジストリ会社はGMOさんです。
本日からの登録受付を受けて先ほど記者会見もやっていまして、
名古屋の河村市長やSKE48が登場するなど
なかなかの力の入れようでしたね。
熊谷社長曰く、ICANNでのcTLDの登録は抽選ということで
世界的にも早いのは運が良かったからだとのこと。
まずは先行登録から
名古屋を表すcTLD『.nagoya』の受付は
本日2014.02.20 13:00〜既に開始しております。
TMCHを持っている、もしくは同時に申し込むサンライズ登録は
2014.04.18 19:00までの受付です。
またランドラッシュも同時受付していまして
こちらの期間は2014.06.13 19:00まで。
TMCH以外の登録は最終的にオークションで決定とのことです。
金額はTMCH有りで合計¥32,400。
サンライズ登録は合計¥10,800。
6/23〜始まる一般登録の金額はまだ未定とのことです。
恐らくは.jpなどの3000円前後で落ち着くのではないかと予測しています。
日本語ドメインなども対応
基本的には世界中どこの国の人でも取得が可能だそうで、
かつ、日本語ドメイン(漢字・ひらがな・カタカナ)もOKです。
今後は地域特化したもの、例えば『きしめん.nagoya』や
『taxi.nagoya』『gourmet.nagoya』など
地域に根づいた情報系の登録が相次ぐと思います。
ドメインマニア的観測
cTLDは、まだ現在はgeoTLDやcity-nameTLDなど
呼び方も正式に決まっていないような状態で
運用開始も間もないので、今後どういう風に広がっていくかが未知数です。
GMOの熊谷社長は初年度に数万件の登録を見込んでいるということでしたが
実際にウェブサイトなどで使われる事例がどこまで拡がるのか
ドメインマニア的にも全く分からない状態です。
SEO的な話でいくと、専門の分野のドメインは早めに目を付けたほうがいいなと思います。
例をあげるなら『meibutu.nagoya』『お取り寄せ.nagoya』
など、名古屋の人以外が検索しそうなEC系などでは
特に力を発揮してくれそうな気はします。
とはいえ、実際問題ccTLDが本来の機能を逸脱したように
地域名に特化することの重要性が中々難しいとは考えています。
今後は一般登録が開始になって
金額的にいくらになるのかや、実際の事例があがってくることで
一気に拡がりを見せる可能性はあると思います。
また、4月から登録が始まる予定の『.tokyo』や
それ以降にも『.osaka』や『.yokohama』などの
大都市のcTLDが構えていますので今後の動きに注目です。
『.nagoya』は3月からTVCFなども予定しているとのことで
まずは名古屋にどえりゃあ期待です。